根室本線 稲士別駅 廃駅
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JR北海道_根室本線の稲士別駅(北海道中川郡幕別町千住718-1)が58年の歴史に幕を下ろしました。
札内と幕別の中間地点に位置していた稲士別駅。その起源は1959年に開設した仮停車場です。当時は同内時刻表にも掲載されなかった「幻の駅」として人気が高かった駅ですが、分割民営化後に駅に昇格し、時刻表にも掲載されました。ホームは板張りで2両分の長さしかなく、非常に小さな駅でした。2014年までは小さな待合室がありましたが、老朽化のため取り壊されています。普通列車の大半が同駅を通過することと、道路に面した側には看板が立てられていなかったことから、前を通り過ぎる車は駅があると気づかないことも多かったようです。同駅に停車する電車は上下合わせて1日8本のみ。1日の乗車客数が1人未満となっていたことから、2017年3月3日に廃止されました。
ご興味のある方は一度現地に足を運び在りし日の姿を思い浮かべてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
駅案内看板そばから線路を望みます。
冬景色の稲士別駅です。根室本線の車両が停車している光景です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA