札沼線 本中小屋駅 廃駅
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札沼線の北部が2019年度中に廃止されるため、本中小屋駅(北海道石狩郡当別町字中小屋)もそれに伴って廃駅が決まりました。85年の歴史の閉幕です。
1935年10月に開業した本中小屋駅は、隣駅の石狩金沢駅と同じく1979年に無人化した1面1線単式ホームの駅。周囲に遮蔽物はほぼなく、広い駅前通りからは国道275号とともに広がる雄大な地平線を望むことができます。駅から地平線が眺められるというのは貴重で、長きに渡りファンから親しまれていました。駅舎は以前には木造のものがありましたが1987年前後に撤去され、現在の車掌車を利用したものが設置されています。
徒歩10分の場所に中小屋温泉があり、温泉を利用する際の交通手段としてこの駅を利用する人も多かったようです。ゆかりのある方は最後に現地を訪れてはいかがでしょうか。またこの機会を利用して周辺の名所巡りをしてみてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
おなじみの景色に残された時間も残りわずかです。
夏には鮮やかな緑に囲まれる駅でもあります。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO: 北海道ファンマガジン 様