札沼線 於札内駅 廃駅
- 乗り物
- 建物・施設
2019年度JR北海道札沼線北部廃止の影響を受け、於札内(おさつない)駅(北海道樺戸郡浦臼町字於札内)が60年の歴史に幕を下ろします。1959年に仮乗降場として開業し、国鉄民営化の際に駅に昇格した於札内駅。その周辺には人家はなく未舗装の砂利道と田んぼに覆われた、秘境駅にふさわしい立地です。その上冬期は踏切が通行止めとなりさらにアクセスが難しくなりますが、駅ファンのマニア心をくすぐる駅として隠れた人気スポットでした。
駅からすぐ近くに設置された踏切は遮断器がなく、線路に木製の板が張られただけの簡素な作りで独特の味がありました。駅舎に貼られた錆びた駅名標も長い歴史を感じさせてくれます。廃駅前にその最後の姿を収めてみてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
追記:JR札沼線(医療大学~新十津川間)の廃止日は2020年5月7日に正式決定しました。
この駅舎にどれほどのストーリーが詰まっているのでしょうか。
厳しい環境に耐えてきた駅名標です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:CRENTEAR様
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様