日高本線 新冠駅 廃駅
- 乗り物
- 建物・施設
JR北海道日高本線の新冠駅(北海道新冠郡新冠町字本町)が94年の歴史に幕を下ろす可能性があります。当駅は1926年に高江駅として開業した後、1948年に現在の名称に改称されました。駅舎は1999年に現在の建物に改築された際に「出会いと憩いのセンター」と名付けられ、町の施設に。このことから駅舎自体には「新冠駅」の記載はなく、広々と整えられた駅舎の中には町の特産品展示コーナーも設置されています。新冠町は競走馬の生産地として知られており、駅から数百メートル先には、昭和の名馬・ハイセイコーの馬像も見ることができる道の駅「サラブレッドロード新冠」があります。
しかし、2015年に受けた高波被害により線路が大きく損傷し、日高本線の鵡川駅~様似駅間は運転することができていません。復旧には莫大な費用がかかることから、JR北海道では2020年を目処に本区間を廃止する予定とのこと。路線の廃止に伴い駅も廃駅となる可能性も考えられます。ゆかりのある方は1度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
PHOTO:PIXTA
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
昭和の名馬・ハイセイコー。この地に眠ります。明和牧場の敷地内ですが誰でもお墓参りできる道沿いにあるようです。日本の高度経済成長期に日本全体を元気にしてくれたハイセイコー。この機に不世出の名馬の歴史を確かめてみてはいかがでしょうか。
VIDEO: 北海道ファンマガジン 様