Final 2021年3月31日 記事日高本線 荻伏駅 廃駅のイメージ画像 History 86年

日高本線 荻伏駅 廃駅

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JR北海道日高本線の荻伏駅(北海道浦河郡浦河町荻伏町)が85年の歴史に幕を下ろす可能性が高まっています。1935年に開業した当駅を訪れると印象的なものが、駅舎に描かれたイラスト。ホーム側には、水平線に朝日が昇る風景、正面側にはカラフルな気球が描かれています。これは浦賀高校美術部によるもので、このイラストが訪れる人々の心を和ませていたのでしょう。

同駅は1977年に無人化されたものの、1982年に簡易委託化。1940年から同駅に勤務していた方が定年退職を迎えたのちに、この業務を引き受けたのだと言います。テレビでも紹介されることもあり、長年守り続けてきた荻伏駅への思いを語ったのだそう。しかし高齢には勝てず一時は奥様が業務を引き継ぎましたが、2011年に簡易委託は廃止されました。

現在は、2015年に起きた高波により路線が被害を受け、日高本線は一部区間で運休となっています。復旧が困難ということで、この区間は2020年に廃止が予定されていますので、同駅も同じタイミングで85年の歴史にピリオドを打つ可能性が高いと言えます。さまざまな人の思いが残る荻伏駅に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2018年11月執筆)

 

駅名標に残された時間もあとわずかです。

 

長きに渡り本当にお疲れ様でした。

PHOTO:PIXTA

 

追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)

 

VIDEO : 北海道ファンマガジン 様

 

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