根室本線 尺別駅 廃駅
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北海道のJR根室本線で、またひとつの駅が終止符を打ちます。尺別駅(北海道釧路市音別町尺別)は1920年に開業し、1971年に無人化されました。かつてはこの駅から雄別炭鉱尺別鉄道の鉄道が伸びており、多くの列車や人々で賑わっていました。駅舎自体は小さいですが、青い屋根が涼しさを感じさせるモダンな駅舎です。またこの駅周辺は2010年公開の映画「ハナミズキ」のロケ地にもなっており、撮影に使われた「紗枝の家」が保存会により保存されています。
駅前からは遠くに海が見え、北海道ならではの自然を感じられる駅ですが、利用者は極端に少ない状態が続いているため、2019年3月16日のダイヤ改正で直別駅、初田牛駅とともに廃止になり、99年間の歴史に幕を下ろします。廃止になる前に、この駅のある姿を記録に残してみてはいかがでしょうか。
(2019年1月執筆)
小高い場所に佇みます。
長い歴史を感じさせる駅舎です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA