渡利地区体育館 閉館
- 建物・施設
のどかで自然豊かな土地にある渡利地区体育館(福島県福島市渡利字岩崎町188)が2018年4月1日をもって廃止されました。渡利地区は東日本大震災の原発事故で放射線量が比較的高いスポットといわれ、住民達は不安な日々を送ってきました。そんな中でも毎年春には大勢の人々が訪れる花見山があり、美しい景色を一目見ようと遠方からも観光客が訪れます。渡利体育館のグラウンドは駐車場として使用されておりシャトルバスが運行されるほどです。また、地元の学生がイベントを開催したり、部活動の特訓に体育館を使用したりと生活に密着してきました。体育館がなくなることで地域のコミュニケーションの場がなくなってしまうことに残念な気持ちと、寂しい思いを多くの人が寄せています。これまでこの施設で積み重ねてきた楽しい記憶に思いを馳せに、体育館があった場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。(2019年2月執筆)