二見夫婦岩注連縄張り 終了
- その他
下関市豊北町北宇賀の海岸にある「二見夫婦岩(山口県下関市豊北町二見)」で毎年1月2日に行われていたしめ縄の張替え。豊漁や無病息災を祈願し、約160年間行われてきた伝統行事が終わりを迎えました。二見夫婦岩は高さ約9メートルの「男岩」と6メートルの「女岩」からなるもの。約35メートルのしめ縄を、ふんどし姿の男衆が岩によじ登って新しいしめ縄を岩にかける恒例行事となっていました。しかし、男岩の頂上部に亀裂が発生していることから、毎年の張り替えを終了することに。2017年10月22日に近隣の神社で行われた秋祭りに合わせ、最後の張り替えが行われました。160年もの長い間続いてきた伝統行事だけに惜しむ声は多かったものの、現在もしめ縄が貼られた夫婦岩の姿を見ることができます。夫婦岩が見られる北宇賀の海岸に足を運んだ際には、勇壮に行われていた伝統行事を思い出してみてください。(2019年3月執筆)
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:風待人様/PIXTA