太子町旧役場庁舎 解体

  • 建物・施設

太子町旧役場庁舎(兵庫県揖保郡太子町鵤1369-1)は、兵庫県太子町発足後の1955年に建設されました。長い間市民の生活を支えた同施設ですが、増え続ける太子町の人口規模に相対する施設機能の低下と、立地上の問題、また施設の老朽化により2015年には閉館され、新庁舎へと町の機能を全て引き渡していました。閉館された後は、若い子育て世代の多い太子町の親子コミュニティや、小・中学生の校外活動のスペースなど、町民の文化活動の拠点として再利用する方向で検討されてきました。数多くの再利用のための議論が重ねられた同施設ですが、建設から63年を経た経年劣化と耐震補強の予算の目処が立たず、2018年に解体されてしまいました。長い間親しんだ施設が解体される際には、市民から寂しさを訴える声が上がりました。(2019年4月執筆)

 

 

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