岸記念体育会館 閉館/解体
- 建物・施設
日本スポーツ界の総本山で知られる岸記念体育会館(東京都渋谷区神南1-1-1)が、2020年夏季オリンピック前に閉館/解体される予定です。
1964年に御茶ノ水から現在の場所へ移転し、長年日本オリンピック協会をはじめとする、多くの競技団体の事務局として利用されてきました。風格のある建物には、1階にスポーツに関連した記念品販売の売店があることから、観光客にも人気のスポットとして有名でした。また建築物としての評価が高く、国内外にファンが多数存在するビルでありました。
しかし、建物の老朽化により、新国立競技場の隣接地にて新会館の建設が決定しています。古くから日本スポーツの中心地となった場所がなくなるのは寂しいですが、解体後は東京都立公園として整備が予定されており、多くの人で賑わいを見せることでしょう。もし思い出のある方はオリンピック前に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年5月執筆)
この建物こそ、戦後日本のスポーツ界の総本山でした。
木々の緑と建物の白のコントラストが美しいです。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA