気仙沼線 陸前戸倉駅 廃駅
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陸前戸倉駅(宮城県本吉郡南三陸町戸倉字転石5-3)は、JR東日本気仙沼線の駅のひとつです。1977年に国鉄気仙沼駅として開業した後、1987年に国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となったという歴史があります。
駅は周りを針葉樹に囲まれており、電車に乗るためのホームは高い石積みの築堤上にありました。駅舎はなく、ホームに待合室があるシンプルな作りです。以前は駅のそばに走っていた国道沿いに民家が密集しており、少し歩いた先にはコンビニエンスストアもありました。
しかし、2011年3月11日の東日本大震災における津波により、駅は全て流出。柳津駅から気仙沼駅間の鉄道事業が廃止することが決まり、2020年3月31日をもって鉄道の駅ではなくなり、43年の歴史に幕を下ろします。今後はBRTの駅として活用されていくことになりますが、以前の陸前戸倉駅にゆかりがある方は、ぜひ一度この場所を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)
VIDEO : inductance239 様