気仙沼線 陸前港駅 廃駅
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小さな港を見下ろせる高台に位置していた陸前港駅(宮城県本吉郡南三陸町歌津字港240)。1977年に国鉄の駅として開業して以来、さまざまな人がこの駅を利用してきました。陸前港駅は無人駅であり、駅舎は設置されていませんでした。利用者はホーム上にあった待合室で電車が来るのを待っていたことでしょう。しかし、2011年の東日本大震災で発生した津波の影響で、陸前港駅はほとんどが流出してしまいました。JR東日本では、2020年3月31日をもって、気仙沼線の一部で鉄道事業を終了すると発表しており、陸前港駅も43年の歴史に幕を下ろすことになりました。
電車の駅としての陸前港駅はすでにその姿を残してはいませんが、この駅にゆかりがある人はぜひまた足を運んで、在りし日の駅の姿に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)