気仙沼線 蔵内駅 廃駅
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宮城県気仙沼市にある蔵内駅(宮城県気仙沼市本吉町歌生116)は、気仙沼線の駅として1977年12月11日に開業しました。海のそばの高台にあった蔵内駅の周りには数軒の民家があるのみで、非常にひっそりとした雰囲気の中に建っていました。1面1線のホームは、静かな雰囲気ではあったものの、ホームには季節の花を咲かせるプランターが置かれており、駅を利用する人々の心を和ませていたことでしょう。
当駅は、高台にあったため東日本大震災の被害をまぬがれましたが、震災以来鉄道事業は休止しています。このたび、JR東日本では気仙沼線のうち柳津駅から気仙沼駅間の鉄道事業を終了すると決定しました。それに伴い、この区間内にある蔵内駅もその役目を終了し、2020年3月31日をもって43年の歴史に幕を下ろします。
この駅を毎日利用していた、という人もいるでしょう。ぜひもう一度足を運んで、当時の思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)