気仙沼線 陸前小泉駅 廃駅
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気仙沼線の陸前小泉駅(宮城県気仙沼市本吉町下宿)は、1977年に日本国有鉄道・気仙沼線の駅として開業しました。開業から10年後の1987年には、民営化によりJR東日本の駅となったという歴史があります。
周囲には小さな集落があった陸前小泉駅。石を積んだ高い位置にあったホームは1面1線ですが、風の対策のためかホームに壁が設置されており、他の駅とは異なる雰囲気だと言われていたようです。
しかし、海岸まで500mほどのところにあった同駅は、気仙沼線の他の駅と同じように、2011年に発生した東日本大震災の津波により消失。2020年3月31日には、気仙沼線の一部区間での鉄道事業終了が発表されており、陸前小泉駅もその役割を終えることになりました。43年の歴史の幕を下ろす陸前小泉駅にゆかりのある人は、この場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)