気仙沼線 松岩駅 廃駅
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1957年に開業した松岩駅(宮城県気仙沼市松崎片浜10)は、気仙沼線の駅のひとつです。
かつて民家が多くあった中に建てられた同駅は、周囲の駅と比べると比較的規模が大きい駅。開業当時は駅員がいる駅であったことから、当時は非常に賑わっていたことが想像されます。ホームから見ることができる駅名の看板には、気仙沼大島の特産である椿が描かれていました。
海から近く、さらに低地にあった松岩駅は、2011年の東日本大震災の際に大きな被害を受けました。以来鉄道の運行は休止されていましたが、松岩駅を含む柳津駅から気仙沼駅までの区間において、2020年3月31日に鉄道事業が終了されることが発表されています。すでに鉄道駅としての松岩駅の姿を見ることはできませんが、開業から63年が経つ同駅にゆかりがある人はもう一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)