大船渡線 細浦駅 廃駅
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1933年12月15日に開業した細浦駅(岩手県大船渡市末崎町字細浦)。大船渡線の駅の一つですが、景勝地として有名な碁石海岸の最寄り駅として、さまざまな人が利用してきた駅です。2010年度の1日平均乗車人数は80人でした。細浦駅には、木造平屋建ての駅舎があり、きっぷを販売する窓口や待合室が備えられていました。ホームは1面1線で、木製の屋根がついた待合室も。天気が悪い日も利用するのが苦にならなかったはずです。
同駅の周りには民家や店舗が建っており、駅から海はほとんど見えませんでしたが、2011年の東日本大震災で発生した津波によって駅は流出してしまい、現在まで運休の状態が続いています。
この度、2020年3月31日をもって大船渡線の一部区間において鉄道事業の終了が決定。それに伴い、細浦駅も鉄道駅としての役目を終えることになりました。同駅にゆかりのある方は、ぜひもう一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)