大船渡線 下船渡駅 廃駅
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1934年に開業した、大船渡線の下船渡駅(岩手県大船渡市大船渡町字宮ノ前66)。漁港のすぐ近くにあったため、名勝として有名な珊瑚島を眺めることができる環境にありました。
同駅の駅舎は、こぢんまりとした木造平屋建てです。かつてあった事務室部分は取り壊されたようですが、待合室は残されており開業した頃の雰囲気を感じさせる建物でした。
海から非常に近い場所に位置していた駅ではあったものの、2011年の東日本大震災では津波による被害をまぬがれており、現在も駅舎は残されています。しかし、大船渡線の他の駅や線路が被害を受けたことから運休となっており、2020年3月31日を最後に、下船渡駅も鉄道駅としての役目を終了することになりました。現在はBRTの駅舎として改装され、新しい役目を果たしています。同駅にゆかりがある人は、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)