大船渡線 盛駅 廃駅
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1935年に開業した盛駅(岩手県大船渡市盛町字東町裏16)は、大船渡線の起点・終点として使用されていた駅です。大船渡線を含めて3社4路線が乗り入れる駅で、人も貨物も活発に行き来していました。さらに、駅の近くには木町市場通りがあり、毎月何度か朝市が開かれることから、多くの人で賑わっていたようです。単式ホーム1面1線と、島式ホーム1面2線を持つ駅です。2010年の1日の平均乗車人数は328人となっており、この駅を日常的に使っていたという人も多いのではないでしょうか。
内陸部に位置していた盛駅は東日本大震災の際の津波被害は少なく、駅舎もそのまま残されていましたが、大船渡線は部分的に運休。現在は2012年に改装された新しい駅舎が利用されていますが、2020年3月31日を持って大船渡線の鉄道駅としての役目を終えることになりました。かつて盛駅を利用していた方は、ぜひもう一度足を運んで、当時の記憶に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)