向原第二住宅団地 解体/取壊

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「小竹向原」駅近くの団地型分譲住宅である向原第二住宅団地(東京都板橋区小茂根1丁目)が解体され、53年の長い歴史に幕を下ろします。

日本の高度経済成長期の1969年に竣工した向原第二住宅団地。人口増大の続く都内の住宅不足を解消するために建設された246戸を擁する団地です。広大な敷地内で駅前の好立地という条件から人気が高く、長きに渡り地域の人々の生活を支えてくれました。

建設から50年以上が経過し耐震性やバリアフリー等の課題が以前から指摘され、近年は特に設備配管機能や遮音性など老朽化に起因する種々の問題が生じていたようです。既に「(仮称)向原第二住宅団地建替計画」が設定されており、いよいよその計画が実行されます。2022年2月の着工を目標に準備が進められているようです。

ゆかりのある方は一度現地に足を運び、昭和・平成・令和と3つの時代を駆け抜け居住者様を守り抜いた歴史を胸に記憶してみてはいかがでしょうか。

(2020年9月執筆)

 

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