Final 2009年3月31日 記事厚岸町立尾幌小中学校 閉校のイメージ画像 History 110年

厚岸町立尾幌小中学校 閉校

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暁善寺初代住職の佐藤暁善氏が布教の傍ら子弟12名の教育をはじめました。1899年のことです。ここが厚岸町立尾幌小中学校(北海道厚岸郡厚岸町尾幌427)の実質的な起源になりそうです。そしてその2年後「苫多第二簡易教育所」と改称。その後、校舎の建築、学制改革による「尾幌国民学校」への改称といった歴史をつなぎ、正式に学校としての体裁を整えてゆきます。

当校にはかつて「こども郵便局」が設置されていました。その評判は高く当時の北海道県知事が「金銭教育研究指定校」として表彰するほどであったようです。創立以来長きに渡り地域にとけこんだ学び舎として活躍し子供達を守りぬきました。そしてついに訪れてしまった閉校は2009年3月のこと。1899年から起算して実に110年の堂々たる歴史の閉幕となりました。

ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。北の大地の学び舎がきっとあなたをやさしく迎え入れてくれることでしょう。

(2021年6月執筆)

 

厚岸町立尾幌小中学校

何年にも渡り沢山の子供たちが通学した校門です。

 

厚岸町立尾幌小中学校

かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。

 

厚岸町立尾幌小中学校

この校庭から再び子供達の元気な歓声が聞こえてくることを期待したいと思います。

PHOTO:poteto089aaa

 

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