尾道市立田熊中学校 閉校
- 文化・教育施設
2010年3月末をもって、尾道市立田熊中学校(広島県尾道市因島田熊町1022番地4号)が閉校しました。
1947年に田熊村立田熊中学校が開校。ここが当校の創立起源となります。同校は「造船とみかんの島」として栄えた因島にある小規模校。戦国時代は因島水軍の本拠地となり、現在も同校の裏山には因島水軍の本城である青陰城が残っています。また、この地域では海上自衛隊との関わりが深く、艦艇がドック入りした際などは島内の小中学校や幼稚園などで清掃活動などを盛んに行い、同校の生徒たちも参加していたとのことです。
63年間に渡りこの地区を見守り続けてきた同校ですが、残念ながら2010年に閉校。新設の統合校の尾道市立因島南中学校が誕生し、当校の校舎は現在因島総合福祉センターはっさく交流館へ生まれ変わっています。ゆかりのある方はこの場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2021年11月執筆)
地域の子供たちの登下校を見守り続けた校門です。
沢山の思い出がつまった校舎です。
この場所に元気な子供達の歓声が再び響き渡る光景を期待したいものです。
PHOTO:くろうさぎ様