山口県立徳山高等学校 徳山北分校 閉校
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山口県立徳山高等学校徳山北分校(山口県周南市須々万奥430-1)が、2023年3月末をもって閉校します。当校の歴史は、1944年の山口県立都濃農林学校の開校にまでさかのぼります。長く農業科が置かれていたこともあり、普通科高校となった後も、校地では花壇の整備や野菜作りなど土に親しむ体験が積極的に行われてきたそうです。
当校は開校後、都濃高校須々万校舎となり、1976年には徳山北高校として独立しました。多い時では650人ほどの生徒が通っていたこともありましたが、少子化にともない生徒数が減少、2012年には徳山高校の徳山北分校となりました。近年は入学者数が定員を下回り、1学年の人数が10人未満になることも常態化していました。生徒募集停止に至り、最終学年が卒業する2023年3月末、当校は79年の長きに渡る歴史の幕を下ろします。
小規模校ならではのきめ細かい学習指導・進路指導が特徴で、生徒一人一人と向き合って成果をあげてきました。生徒たちは、年数回の交流会イベントなどを通して学年を超えた関わりも多くあったそうです。
閉校まで残された時間は多くはありませんが、当校にゆかりのある方は、今一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2022年3月執筆)
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