Final 2022年9月30日 記事【奥羽本線/五能線】川部駅舎 解体/取壊のイメージ画像 History 128年

【奥羽本線/五能線】川部駅舎 解体/取壊

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奥羽本線/五能線(JR東日本)の川部駅舎(青森県南津軽郡田舎館村大字川部字上西田31-2)が取壊されます。駅舎内に記される財産標によるとこの建物は1894年12月開業時のもの。したがって堂々たる128年の歴史の終幕となります。歴史ロマンあふれる木造駅舎の他、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を擁し、相対するホームは跨線橋で連絡される地上駅です。

開業以降、地域鉄路の要所として長きに渡り活躍してきた川部駅舎。交通の要所という役割にとどまらず地域住民の心の拠り所でもありました。

「奥羽本線と五能線に加えて、かつて存在した黒石線もこの駅に乗り入れていたのです。ホームには売店や日本蕎麦屋がありました。人だけでなく多くの貨物車両が往来し、それは賑やかな駅だったのです。現在の駅舎は当時の雰囲気を思い出させてくれる貴重な存在でした。取壊とのことですが本当に寂しい。大切な思い出をいただきました。いままでありがとうございます。」青森県在住女性の言葉です。

多くの方々に愛されたかけがえのない木造駅舎。きっと人々の心の中に永遠に記憶されることでしょう。

(2022年7月執筆)

 

川部駅

当たり前であった日々の営みの景色は変化しそうです。

 

川部駅

多くの方の思い出の詰まったこの雰囲気は残されてほしいものです。

PHOTO:PIXTA

 

 

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