源太郎ダム(源太郎砂防堰堤)
- 建物・施設
源太郎ダム(源太郎砂防堰堤)は、長野県北安曇郡白馬村の姫川流域松川に位置する砂防堰堤です。昭和7年から昭和38年までの30年の歳月を掛け整備されてきました。
堤高8m・堤長231m・堤立積13,607㎥、貯砂量283,000㎥のスペックを擁します。その設置目的は、平川の下流に位置する流路工の機能を発揮させるため、上流から流れてくる土砂の量を調節することです。五段に水流を流し落とすことで、土砂の堆積を防ぎます。また、堰堤下流に設置された砂防ダムや護岸工なども平川の治水上重要な役割を果たしています。
その雄大な姿から、白馬村のランドマークとして親しまれています。また、堰堤の周辺は豊かな自然に恵まれており、アウトドアスポットとしても人気があります。
砂防機能と周辺自然環境との調和を体現し、地域防災の要としての機能を持つ源太郎砂防堰堤。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年1月執筆)
PHOTO:PIXTA