【アルピコ交通】モハ3007号車/クハ3008号車 引退
- 乗り物
アルピコ交通モハ3007号車・クハ3008号車がその歴史の幕を下ろします。
2000年からアルピコ交通上高地線で運行されていた2両編成の電車です。元々は松本電気鉄道が1928年に導入した木造電車モハ1000形1002号・1003号を原型とします。1984年に鋼製車体に製造更新。2000年にアルピコ交通へ移籍し、モハ3007号・クハ3008号として再出発します。以降、現在に至るまで上高地線のイメージリーダー車両として活躍してきました。
モハ3007号車は、前面が湘南顔と呼ばれるスタイル。クハ3008号車は前面が貫通扉付きの非貫通顔です。車体色は、白色をベースとする爽やかな雰囲気で、当地の清涼感溢れる雄大な景色に良く似合う車両でした。
上高地線の風景とともに多くの人の思い出に刻まれている車両ですが、2024年3月10日をもって運行終了し、引退後は廃車となる予定です。まだ少し時間があるようです。ゆかりのある方は当地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年1月執筆)
当たり前であった光景に終わりが近づいています。
PHOTO:PIXTA