【宗谷本線】南幌延駅 廃駅
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JR北海道宗谷本線の南幌延駅(北海道天塩郡幌延町字開進)が、2025年春のダイヤ改正にて廃駅となります。
同駅は1959年に国鉄の宗谷本線(安牛駅-上幌延駅間)の新設駅として開業したことでその歴史の歩みを始めます。その後、長きにわたり当地の交通の要所として活躍します。単式ホーム1面1線を有する地上駅で、開業時からの無人駅。ホーム横の踏切手前の位置に待合所を有します。幌延駅の南方にあることがその駅名の由来とされます。
「広大な牧草地が広がり、見晴らしが最高です。若き日に朝礼台と呼ばれる板張りホームにすわってのんびりした記憶があります。北海道ならではの秘境駅ととらえており、無駄が一切ない南幌延駅の大ファンでした。最後の夏と冬の景色を思う存分記録しておこうと思います。」札幌市在住の鉄道ファンの言葉です。
地域の景色の一部であった南幌延駅。ご興味のある方は廃駅前に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2024年7月執筆)
美しい景色を楽しめる場所です。
近年綺麗に整備された待合室です。
当たり前であった営みの終わりが近づいてきました。
PHOTO:写真AC