淡路東宝劇場 閉館
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阪急淡路駅西口から徒歩約3分、本町通商店街内の映画館「淡路東宝劇場」(大阪府大阪市東淀川区淡路4-7-7)は2017年5月末をもって閉館しました。レンタルやネット配信の普及、シネコンの増加で来場者が減少し、施設維持が難しくなったそうです。60年の歴史の閉幕です。同劇場が開館した1957年、当時は映画鑑賞が娯楽の柱でもありました。封切り日は扉が閉まらないほど観客が押しかけ、立ち見やスクリーン前で三角座りして観るお客もいたとか。そんな時代を象徴するゴジラの大看板が入口に掲げられた同館は229席、1スクリーンのミニシアターで、開館当初から閉館まで子ども映画の上映時はいつも盛況だったそうです。親に手を繋がれて来ていた子どもが親になり、今度は自分の家族と映画を楽しみに来るというサイクル。何世代にも渡って地元の人々に愛され続けた映画館でした。またひとつ昭和の歴史の幕が下ろされました。(2018年2月執筆)