根室本線 羽帯駅 廃駅
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JR北海道根室本線 羽帯駅(北海道上川郡清水町字羽帯)が2018年3月17日をもって廃駅となりました。1958年9月10日に開業なので60年の歴史の閉幕となります。
付近を森林に囲まれた秘境駅のひとつで、板張りホームに1面1線の棒線駅、小さな待合室という北海道無人駅らしいたたずまいをしています。夏は辺り一面が木々の緑に覆われ、冬には雪で銀白色に染まる美しい景色を電車が通過していく様を堪能できるのはローカル駅ならではの醍醐味でした。
最終営業日には老若男女問わず羽帯駅を愛した鉄道ファンたちがホーム一杯に詰めかけ、最後の勇姿を見納めていました。残念ながら味わい深いホームと待合室は現在では撤去され、唯一残った線路だけが羽帯駅の名残を感じさせてくれます。
(2018年10月執筆)
北海道の抜けるような空を見上げて、地平線に向けて一直線の線路です。
シンプルな待合室です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA