【留萌本線】 峠下駅 廃駅
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JR北海道留萌線の峠下駅(北海道留萌市大字留萌村字峠下)が111年の歴史に幕を下ろす可能性がたかまっています。留萌線(沼田町―留萌市間)の廃線・バス転換を関係市町村が容認したようです。留萌市に位置する同駅は廃駅となってしまうのでしょうか。
留萌線深川駅-留萌駅の開通に伴い峠下駅が開業したのは1910年。名前の由来はアイヌ語で「ルチシ・ポク」という、峠の下という意味ということです。2面2線の構成で成り立つ峠下駅は、列車交換が可能な駅でもあります。1998年には無人駅になり、現在は駅の周辺には民家はなく、秘境駅としても知られています。
峠下駅の待合室内に入ると、まるで時間が止まったかのような雰囲気。在りし日の姿に思いを馳せるため現地を訪れてはいかがでしょうか。
(2020年8月執筆)
峠下駅前ですれ違う瞬間の写真です。シャッターチャンスですね。
駅舎の入り口からの写真です。長年の歴史を感じさせます。
寂寥の大地にたたずむ美しい駅です。
PHOTO:PIXTA
追記・・沿線4市町でつくるJR留萌本線沿線自治体会議は2020年8月18日、沼田町―留萌市間の廃止・バス転換を容認することで一致したようです。よって留萌市にある当駅は2021年春をめどに廃駅の可能性が著しく高まっております。(2020年9月)
追記・・北海道新聞によるとJR北海道留萌線の石狩沼田・留萌間が2023年3月末で廃止される方向であることが発表されました。(2022年8月)