【三江線】 作木口駅 廃駅
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三江線(JR西日本)の作木口駅(島根県邑智郡邑南町上田上ケ畑3341)が55年の歴史に幕を下ろします。広島県側からJR三江線に乗り、島根との県境にかかる江の川。そこにかかる赤くて大きな三国橋を超えると、1963年に造られた作木口駅が見えてきます。作木とは三次市作木町の地名から取られたもの。島根県側から見て「作木の入り口」という意味のようです。周囲は里山に囲まれた静かな集落。そこにただまっすぐな線路と待合室があるのが作木口駅です。県境を越えるために造られた駅のためか、駅舎は元々ないようでそっけない味わい。それでいて長いベンチとトイレはあるという実用的な面も備えています。また県境をまたぐ駅として「県境」好きの方には有名な駅です。
残念ながら駅としての役目は三江線廃止に伴い2018年3月31日をもって終わりとなりましたが、県境が大きな川になっている場所は珍しく、この駅は県境超えスポットとして残っていくのかもしれません。ご興味のある方は一度足を運ばれてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
VIDEO: hineri2010 様