札沼線 新十津川駅 廃駅
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2019年度のJR北海道札沼線一部沿線廃止のため、1931年10月に開業した札沼線の終着駅・新十津川駅(北海道樺戸郡新十津川町字中央)が閉業します。実に88年の歴史の閉幕となります。
開業当時は札沼北線の中徳富駅(2006年に廃駅となった同名の駅とは別)という名称でしたが、1953年に現在の名称になりました。ダイヤ改正により1日1往復の運行となったため、日本一最終電車の時間が早い駅として駅ファンから人気の当駅。駅舎内には記念スタンプや新十津川駅の歴史紹介記事、観光案内など地域の人々の思いが詰まった品物で溢れています。駅そばにある空知中央病院は駅ノートの管理もするほか、院内託児所の子どもたちが始発を見送ってくれるという取り組みも行なっています。地域をあげて支えている新十津川駅の最後の姿をぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
秋口のホームでしょうか。哀愁の漂う雰囲気です。
気品のある駅舎です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記:JR札沼線(医療大学~新十津川間)の廃止日は2020年5月7日に正式決定しました。
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様