日高本線 静内駅 廃駅
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JR北海道日高本線の静内駅(北海道日高郡新ひだか町静内本町5-1)が、94年の歴史に幕を下ろす可能性が高まっています。静内駅(北海道日高郡新ひだか町静内本町5-1)は1926年に開業。何度か駅舎の改築が行われ、現在の建物は2001年に完成したもの。駅舎内には売店や観光情報センターもありましたが、売店は2013年に営業を終了しています。駅舎内には広々とした待合スペースもあり、電車を待つ人々が思い思いに過ごしていました。また、駅舎内には、日高本線唯一の立ち食いそば店もあります。
2015年1月に高波被害により、日高本線の鵡川駅から様似駅間が区間運休に。一時列車の運行を再開しましたが、同年2月には再度運休となり、現在はバスによる代行輸送が行われています。しかし、現在運休中の区間は2020年を目処に廃止される予定とJR北海道から発表があったため、日高本線静内駅としての役目は94年で幕を下ろすことになる可能性があります。運休中の現在でも、入場券を購入してホームに入れますので、静内駅にゆかりのある方は足を運んで日高本線の名残を眺めてみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
プラットフォームです。建替えがなさされ近代的な建物になりました。
駅看板です。のこり少ない時間になるのでしょうか。
見慣れた日々の営み。この光景も終わりが近づいているのかもしれません。
PHOTO:PIXTA
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
昭和の名優・高倉健氏主演の「新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬」。劇中の高倉健が数年ぶりに網走を出所し東京へ向かう途中、静内駅で降りるシーンが確認できます。日本がとても活気のあった時代です。この機に昭和のスター俳優とともに北の鉄路の歴史を確かめてみてはいかがでしょうか。永久保存版の映像としてお手元に置いておくとよいかもしれません。
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様