宗左近記念縄文芸術館 閉館
- 建物・施設
1988年に開館した宗左近記念縄文芸術館(宮城県加美郡加美町字南町186-1)が施設の老朽化のため、2019年12月27日で閉館し、31年の歴史に幕を下ろすことになりました。縄文人の心と造形を愛した詩人・宋左近氏から縄文時代の土器や土偶の寄贈を受けて博物館となりました。
建物は、昭和初期の醤油醸造をしていた蔵を再利用。縄文時代の人々が土と炎から創り出した芸術品を見ることができます。当初は5月末で閉館予定でしたが、地域の要望もあり半年会館期間を延長し、現在無料展示期間となっています。閉館後は収蔵品の一部を中新田図書館に移して展示される予定もあります。200点もの東北地方を代表する亀ヶ岡式土器など貴重な縄文の芸術品を一堂に見られる貴重な場所ですので、今年中にぜひ足を運んでみてください。
(2019年6月執筆)