宇高航路 廃路
- 乗り物
明治の頃より四国と本州を結ぶ航路として親しまれた宇高航路が2019年12月16日をもって休止します。
宇高航路は1903年に鉄道連絡船として運航を開始。1956年には四国フェリーが貨物定期航路を就航、岡山県宇野港と香川県高松港の間を結び、自動車が普及し始めた頃の移動手段として栄えました。瀬戸内海の美しい海を見ながらの船旅は人々から人気を博しました。
しかし瀬戸大橋開通と料金値下げの影響で近年は利用客も減少していました。宇高航路を運航していた他の2社はすでに撤退し、現在残った四国フェリーも運航休止となり109年の歴史を終えることになります。廃止ではなく休止とし、再開の可能性はあるものの見通しは立っていません。思い出がある方は今のうちに訪れてみてはいかがでしょう。
(2019年12月執筆)
長きに渡り見慣れてきた光景も見納めとなってしまうのでしょうか。
この光景を目に焼き付けようと沢山の人々が訪れているようです。
長きに渡り地域の大切な交通であり続けてくれた宇高航路。本当にありがとうございます。
PHOTO:くろうさぎ様
VIDEO : R28ch -アウトドア&旅行&釣り- 様