大船渡線(気仙沼駅- 盛駅間) 廃線
- 乗り物
JR東日本の大船渡線の気仙沼駅- 盛駅間の鉄道事業の廃止が正式に決定しました。2020年3月31日が正式な廃線日となりそうです。当線は段階的に整備されてきた鉄路。1920年代からの歴史を誇ります。堂々たる約100年にもわたる鉄路の閉幕となります。
2011年に発生した東日本大震災の影響で、気仙沼駅- 盛駅間の線路は壊滅的な被害を受けました。その後、同区間では2013年よりバス・ラピッド・トランジットの本格運行が開始されました。この地の交通手段としてはこの新しいシステムに正式に代替されるという形になります。
地域の貨物輸送や住民の足として重要な役割を果たしてくれた鉄路です。戦後の地域の発展に大きく寄与してくれた大船渡線(気仙沼駅- 盛駅間)の廃線はひとつの時代の区切りになりそうです。日本全国から感謝の声が聞こえてきます。かつての鉄路の美しい営みは永遠に記憶されることでしょう。
(2020年2月執筆)
長きに渡り本当にお疲れ様でした。永遠に人々の心の中に記憶されることでしょう。
PHOTO:PIXTA