気仙沼線 南気仙沼駅 廃駅
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1957年に気仙沼線の駅として開業した南気仙沼駅(宮城県気仙沼市田谷)。全国の中で見ても有数の水揚量を誇る港として知られる気仙沼港から最も近い駅です。南気仙沼駅は平屋建ての駅舎を備えており、その中には旅行センターも設置されていたとのこと。中にはしっかりとした待合室もあり、電車を待つ人の姿を見ることができました。
大川の近くに位置していた同駅は、海からも近かったこともあり東日本大震災が発生した際には津波による被害が非常に大きかった場所です。そのため、震災以来は鉄道の運行は行われていませんでしたが、JR東日本によると2020年3月31日に鉄道駅としての役目が終了し、63年の歴史に幕を下ろすとのこと。これは気仙沼線の一部区間において鉄道事業が終了されるという決定によるものです。
鉄道駅としての南気仙沼駅は、その姿をもう見ることができませんが、この駅に思い出がある方も多いはず。ぜひもう一度訪れて、当時の記憶を思い返してみてください。
(2020年2月執筆)