Final 2020年6月7日 記事西日本シティ銀行本店ビル 解体のイメージ画像 History 49年

西日本シティ銀行本店ビル 解体

  • 建物・施設

西日本シティ銀行本店ビル(福岡市博多区博多駅前三丁目1番1号)が長年の役割を終えて解体されます。

博多口前の一等地に立地し、地上12階、地下2階建て。茶褐色のインド砂岩を張り巡らせた外壁が特徴的な同ビル。世界的な建築家の磯崎新氏の設計です。同銀行の本店営業部や関連証券会社などが入居しますが博多駅前のシンボルのビルとして市民に親しまれている建物でありました。建築後48年が経過し老朽化が進んでおり、周辺の大規模な開発が進んでいることから、歩調を合わせ耐震性に優れた機能的な建物に生まれ変わる予定です。「このビルは博多駅からみて、真っ先に目に飛び込む景色なんです。物心ついたころから駅前の光景の象徴でした。博多の歴史が消えてしまうみたいで寂しいです。」40歳代の女性の声です。

長きに渡り博多駅前の大切な景色であった西日本シティ銀行本店ビル。半世紀にもわたる期間、本当にお疲れ様でした。

(2020年6月執筆)

 

沢山の思い出を与えてくれました。長きに渡りお疲れ様でした。

 

PHOTO:PIXTA

 

今一度、建築家の磯崎新氏の著作に目を通してみてはいかがでしょうか。

 

 

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