ハートランドフェリー 奥尻町〜せたな町 航路廃止
- 乗り物
ハートランドフェリー(奥尻郡奥尻町字奥尻309番地先)は、北海道の稚内・利尻・礼文を結ぶカーフェリーで地元の人や観光客にとって欠かせない交通手段です。その歴史は古く、1925年に水産業を行う丸一組合が創業したことが始まりとなっています。しかし、2003年をピークに利用者は徐々に減少し、さらに奥尻島で唯一のホテルである奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館の休業が決まったことから、2019年3月に奥尻町とせたな町を結ぶ航路を休止し、43年の歴史に幕を下ろすことになりました。奥尻島へ観光に行ったことがある人の多くはこのハートランドフェリーを利用していて、船上からの利尻富士が見られなくなるのを残念だと感じている人が多く、再開を望む声も多いようです。
今まであたりまえに楽しめた風景を見られなく時期が近づいています。最後にもう一度フェリーを利用して奥尻島を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年2月執筆)