宗谷本線 徳満駅 廃駅
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JR北海道宗谷本線の徳満駅(北海道天塩郡豊富町字徳満)が廃駅となります。2021年春のダイヤ改正をもって当駅は廃止されます。
1926年、鉄道省天塩線の駅として開業。ここが当駅の歴史の始まりです。そのあと天塩線の宗谷本線への編入、日本国有鉄道への移管、国鉄分割民営化などの歴史を繋ぎます。当地はかつて「福満」という地名でありました。ただ開業時に城端線福光駅があったために、「 徳満」という名前がつけられたという経緯があるようです。縁起のよい名前ということで駅名が印字された入場券・乗車券などは人気。木造駅舎と貨物積卸場を擁し、千鳥式ホーム2面2線を有する立派な一般駅でした。これら施設はすでに撤去され、現在ではプレハブ建築の待合室と簡易なトイレのみの棒線駅となっております。
「このあたりは住民もどんどん引っ越してしまって、もう廃村同然です。JR北海道様の決定もやむを得ないのかもしれません。でもかつては立派な駅舎を構えた駅で、地域住民の生活の中心であったのです。沢山の思い出まで消えてしまうかのようで寂しいです。」北海道在住の鉄道ファンの言葉です。
かつては立派な駅舎を擁していましたが簡易駅舎に。
駅名標に残された時間はわずかです。
長きに渡り沢山の思い出をありがとうございます。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : 『無慈悲な真実の風景』 様