函館本線 伊納駅 廃駅
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JR北海道函館本線の伊納駅(北海道旭川市江丹別町春日)が廃駅となります。2021年春のダイヤ改正をもって当駅は廃止されます。
当駅の歴史は古く、その創立は1898年、北海道官設鉄道上川線伊納信号停車場の開設まで遡ります。そのあと、伊納駅への昇格(1900年)、国有鉄道への移管(1905年)、国鉄分割民営化(1987年)などの歴史を繋ぎます。
駅名の由来に関しては諸説あり、定説は定まっておりません。アイヌ語からの由来であることは間違えなさそうです。旭川駅管理の無人駅、単式ホーム2面2線を有する地上駅です。跨線橋を利用してホームの往来が可能。かつては有人駅であり駅舎も存在しましたが、現在は駅舎はなく、廃貨車が待合室に転用され静かに佇みます。
「ここは廃貨車を改造した、いわゆるダルマ駅ですが、かつて2両の車掌車が連結されていたのです。これは珍しい形態で鉄道ファンにも人気でした。そしてストーブが据え付けられていることにも心打たれたものです。かつての古い線路から少し移動し新しい線路が敷設されたのですが、旧線路の場所はサイクリングロードになっており、歴史を体感できるように配慮されているのです。道内のサイクルファンにとっては大切な駅であったのです。廃駅はとても寂しいですが、多くの思い出を貰いました。長きに渡りお疲れ様でした。」北海道在住のサイクリングファンの言葉です。
廃貨車を改造した、いわゆるダルマ駅です。
北の大地の厳しい環境にも耐え忍んでくれました。
長きに渡りお疲れ様でした。そしてありがとうございます。
(2020年12月執筆)
VIDEO : gonzou831 様
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