日中線 熱塩駅 廃駅
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日本国有鉄道日中線の熱塩駅(福島県耶麻郡熱塩加納村大字熱塩)が廃駅となったのは1984年のこと。同年の日中線廃線に伴う廃駅でした。最初は一般駅として開業。そのあと、貨物取り扱い廃止・再開、荷物取扱廃止などの歴史を繋ぎます。そして1984年の日中線廃線に至ります。
単式ホーム1面1線の地上駅。機回し線も1線併設されていました。欧風の駅舎が美しく評判でしたが、末期は荒れていたようです。その後、日中線記念館として再整備。さらに2009年には経済産業省の近代化産業遺産に認定されました。
「ここのヨーロッパ風の駅舎が大好きで定期的に足を運びます。敷地内にあるラッセル車や転車台などもいいですね。この駅舎で思い思いの時間を過ごし、近くの熱塩温泉に滞在するのが私たちの定番コースです。きれいに管理されていて、駅としての在りし日の営みが大切に尊重されているという感じです。関係者の方々にお礼を申し上げます。」関東在住の4人家族連れ男性の言葉です。
(2020年12月執筆)
美しいヨーロッパ風の駅舎です。
かつての駅としての営みを忘れたくないものです。
これからも地域の大切な場所としてご活躍ください。
ARTWORK : 棚町宜弘 様
VIDEO: 和田裕司 様