阪堺線 恵美須町駅舎 解体/移設
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1911年に阪堺電気軌道の駅として開業。ここが恵美須町駅の起源となります。その後、何回かの会社の合併、管理会社の変更、大阪市交通局の民営化などの歴史を繋ぎます。
そして2020年2月1日 に 阪堺線のホームは100m南へ移設し、副駅名「通天閣前」が設置されました。ここに恵美須町駅舎は長年に渡る役割を終えることになりました。
「通天閣と一緒に写る恵美須町駅舎はこの地域の景色そのものでした。風情のある駅舎の雰囲気になんとなく誘われて、駅前の喫茶店に足を運んだ若き日の記憶が思い出されます。」地域住民の声です。
この駅の柱のレールに刻印された「カーネギー 1897 製造」の文字。いわずと知れた米国の鉄鋼王カーネギーです。恵美須町駅舎の由緒ある歴史を物語ります。明治時代から人々に愛された地域の名物駅舎は永遠に人々に記憶されることでしょう。
(2021年1月執筆)
ARTWORK : 羽根佐智子 様
明治時代から続く美しい日々の営みです。
大切な思い出がオーバーラップする方も多いのではないでしょうか。
多くの方にとって大切な場所でした。長きに渡りお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : Yutani Ch 様