EF64系電気機関車37号機 退役
- 乗り物
「EF64 37」が2021年2月4日に退役を迎えました。堂々たる半世紀の歴史の閉幕です。
1960年に国鉄により最初の近代化形EF60形が開発されます。大型電気機関車です。その後、機能の改善改良などを重ねます(61-63形)。その系譜を引き継ぐ形で登場したのがEF64系。抵抗器の放熱のため車体側面の開口部が大きいのがそのデザインの特徴です。
「この車両は国鉄EF64形電気機関車で実稼働する唯一の基本番台だったのです。私たちは親しみを込めてEF64を”山男”と呼びますが、1000番台はすこし洗練されています。私は武骨な0番台が好きなのですが、”ザンナナ”と呼ばれるこの車両こそ唯一の0番代現役機であったのです。塗装など細部にわたり当時の国鉄スタイルを再現してくれたJR東日本様。心より敬意を表します。この車両の退役はひとつの時代の終わりを意味すると思います。長きに渡りお疲れ様でした。そしてありがとうございました。」電気機関車を追う鉄道ファンの言葉です。
(2020年1月執筆)
長きに渡りありがとうございました。そしてありがとうございます。
PHOTO:PIXTA
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?
VIDEO : technology education 様