宮島水中花火大会 開催終了
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世界遺産・厳島神社があることで有名な宮島(広島県廿日市市)で毎年8月に開かれる夏の風物詩「宮島水中花火大会」。2021年4月、半世紀の歴史に幕を下ろすことが正式決定しました。
花火大会の初回開催は1971年。当地の夏の風物詩として定番となっている花火大会で、5万人もの人が島を訪れる大人気のイベントでした。約5000発撃ちあげられる花火の中で、目玉ともいえる水中花火の総数は200発。その半数が直径300メートル超に花開く10号玉です。海上に浮かぶ船から人の手で点火され海に投げ込まれる手法です。鳥居のシルエットを楽しめることといい、他の花火大会とは一味異なるということで日本全国にファンが存在する花火大会でした。
「この花火大会は地域の誇りでした。子供の頃からの風物詩で毎年楽しみにしていました。船から海に投げ込まれた花火の光に照らされて、大鳥居・紅の社殿のシルエットが幻想的に浮かび上がるのです。こんなロマンチックな花火大会はそうは見当たるものではありません。開催終了と聞いて本当に寂しいです。ぽっかり心に穴があいたみたいです。でも人々の安全のための中止決定と聞いております。関係者の皆様、いままでありがとうございます。多くの思い出をいただきました。」広島県在住の男性の言葉です。
(2021年4月執筆)
大鳥居が幻想的に浮かび上がります。
長きに渡り地域の大切なイベントでした。運営に携わった方々に心より感謝申し上げます。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : beaphoto1 様
日本一の人気とも言われる宮島水中花火大会。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?