岩屋ポートビル 解体/取壊
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明石海峡の連絡船発着拠点となっている岩屋ポートビル( 兵庫県淡路市岩屋925−27)がその役割を終えます。
半世紀を超える期間に渡り淡路島船舶交通の要所として活躍してきました。古い建物には昭和レトロの雰囲気が漂います。どこか懐かしさを感じるような喫茶店や土産店等があり、利用者に親しまれてきました。
「このビルには幼少時代からの懐かしい思い出が詰まっています。昔の船は今ほど快適ではなく、すごく揺れました。かび臭い匂いにつつまれて海を渡った記憶が思い出されます。このビルは当時の雰囲気のままなので、ここに来るとその記憶が呼び戻されます。今となっては懐かしく大切な思い出を沢山頂きました。長きに渡りありがとうございます。」淡路島出身の男性の言葉です。
多くの思い出を与えてくれた岩屋ポートビル。解体作業は2021年7月から実施予定です。ゆかりのある方は一度現地に足を運び、もう一つ思い出を追加されてはいかがでしょうか?
(2021年7月執筆)
多くの人々の大切な思い出をたっぷり詰め込んでその歴史に幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : jo oku 様