【小田急百貨店】新宿店本館ビル 解体/取壊
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新宿西口エリアを象徴する建物として半世紀以上に渡り親しまれてきた小田急百貨店新宿店本館ビル(東京都新宿区西新宿1-1-3)。2022年10月2日をもってその歴史の幕を下ろします。
当ビルの全面開業は1967年。小田急線駅ビルと丸ノ内線駅ビルの二つと西口広場が一体化したデザインは坂倉準三氏の創作。時代を代表する建築家の代表作のひとつとなりました。長きに渡り国内有数の利用者を誇る新宿駅の顔ともいえる役割を果たしてきました。
「この二つのビルはまさに新宿の顔です。小学生の時代から電車に乗って新宿に遊びに出かけました。ここに来ると新宿に来たなと実感したものです。思い出は数知れず。80年代~90年代のディスコブームの時、人生で初めてオールナイトで遊んだのもこの地です。西口で待ち合わせして、ロマンスカーに乗ってワクワクした気分で箱根に向かった若き日の思い出。落ち込んでとくに意味もなく街をふらついたりした経験もあります。この景色が消えてしまうなんて本当に寂しい。大切な思い出を数多くいただきました。ありがとうございます。」東京都在住のお父さんの言葉です。
(2021年7月執筆)
数えきれないほど多くの方々の大切な思い出が詰まっております。
長きに渡りありがとうございます。残りの期間もよろしくお願いいたします。
PHOTO:PIXTA
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