宗谷本線 歌内駅 廃駅
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JR北海道宗谷本線の歌内駅(北海道中川郡中川町字歌内)が廃駅となります。2022年春のダイヤ改正をもって当駅は廃止されます。
1923年、鉄道省天塩線の宇戸内駅として開業。ここが当駅の歴史の始まりです。そのあと天塩線の宗谷本線への編入・駅名改称・日本国有鉄道への移管・国鉄分割民営化などの歴史を繋ぎます。現在はシンプルな単式ホームを備えるだけの棒線駅。ヨ3500形車掌車を改造した待合室が設置されています。
歌内という名称は当地の地名から由来。アイヌ語の「ウッナイ」という言葉は「川」を意味するようです。現在でも河川名として「宇戸内」の文字は残ります。その音が変化したのが「歌内」との説が有力です。
「ほとんど利用されておらず周辺も人の姿を見かけることが少ない。でもこの地域にも歴史があり人々の活発な営みがあったのです。私のような秘境駅ファンにとって大切な駅なので廃駅はとても寂しいです。のこり半年ほど。何回か足を運びたいと思います。」北海道在住の鉄道ファンの言葉です。
(2021年8月執筆)
地域の大切な歴史の終幕です。
北の大地の厳しい自然の中で1世紀にわたりその役割を果たしました。
長きに渡りお疲れさまでした。
PHOTO:hina様
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス
追記・・JR北海道から正式発表がありました。当駅の廃止は2022年3月12日です。