団体用車両 ジパング 引退
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2021年9月26日、JR東日本管理の団体用車両「ジパング」が通常運転を終了します。そしてラストランは翌月10月10日。「ありがとうジパング」が盛岡~一ノ関間で運行される予定です。
2012年の「いわてディスティネーションキャンペーン」を契機として登場した4両編成の車両です。往年の485系改造車両であり、濃いカラーに身をまとった姿は格式を感じさせるものでした。
「先頭車両が黄金の国ジパングという感じでした。これからの旅路に胸躍らせながら岩手の情報を入手するのがいい時間でした。お気に入りは両サイドの車窓を向いた座席のある車両です。岩手の美しい田園風景をのんびり眺めるのがとても楽しかった。最後のラストランのチケットを購入できるかわかりませんが、かなわなくても沿線からお別れの挨拶をするつもりです。」関東圏在住の鉄道ファンの言葉です。
かつて日本全国の国鉄特急列車で運用された485系。JR東日本管理で485系の系譜をもつ車両がすくなくなってきています。このジパングの引退により、高崎車両センター配置の「華」「リゾートやまどり」のみとなります。懐かしい思い出とともに最後のご挨拶をされてはいかがでしょうか。
(2021年9月執筆)
多くの人々の大切な思い出を演出してくれました。長きに渡りありがとうございます。
PHOTO:PIXTA