函館本線 池田園駅 廃駅
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JR北海道函館本線の池田園駅(北海道亀田郡七飯町軍川)が、2022年春のダイヤ改正にて廃駅となる可能性が高まっています。
同駅は1929年に開業した、島式ホーム1面1線を持つ地上駅。大沼駅管理の無人駅でもあります。特筆すべきはその名称の由来です。1897年に北海道庁を退いたあとに当地の開拓に尽力した池田淳氏の功績を称えて付された駅名とのことです。
「この駅はとても静かな森の中にポツンと佇む駅です。秘境駅巡りが趣味の私のお気に入り駅の一つです。駅舎も綺麗ですし、ホームをつなぐ跨線橋も雰囲気が抜群。北海道内で一番短い池田園トンネルも近くにあるんですよ。秋に当地の温泉を巡って、静かな無人駅をめぐる旅路の大切な訪問場所の一つでした。美しい駅を楽しめるのも残りわずかな時間かもしれません。しっかりと記憶に焼き付けるつもりです。」とある鉄道ファンの言葉です。
地域の大切な歴史をつないできた池田園駅を廃駅前に訪れてみたいものです。
(2021年10月執筆)
綺麗な駅舎があなたを迎え入れてくれます。
この駅名標に残された時間はわずかです。
多くの人に大切な思い出を与えてくれました。長きに渡りありがとうございます。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス
VIDEO : 『無慈悲な真実の風景』 様
追記・・JR北海道から正式発表がありました。当駅の廃止は2022年3月12日です。