【JR北海道】根室本線 部分廃線
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JR北海道が運営する根室線の一部区間は鉄路としての歴史の幕を下ろします。この度、鉄道としての廃線区間となるのが「富良野駅~新得駅間」。したがってこの区間にある駅は鉄道駅としての歴史の幕を下ろすことになります。
当区間はJR北海道が2016年にバス転換方針を示した5区間のひとつ。残念ながらこの方針が正式決定されました。廃止される区間のうち東鹿越・新得間は、2016年8月の台風被害を受け不通の状態が続いていましたが、復旧されることなくそのまま廃線となります。また、映画『鉄道員』のロケで有名になった「幾寅駅」も含まれ、地域住民だけでなく日本全国の鉄道ファンにとっても寂しいニュースになりました。
「私は高倉健さんの大ファンです。映画を見て幾寅駅に足を運んで以来、この路線の魅力に取りつかれました。ほぼすべての駅に下車しましたし、そこで営まれている人々の生活に心打たれたものです。この度のバス転換のニュースは正直ショックです。やはり鉄路には掛けがえのない魅力があるとおもいます。でも沢山の思い出を頂きました。運営維持していた関係者の皆様、いままでありがとうございます。」 東北地方の女性の言葉です。
(2022年1月執筆)
富良野駅の雰囲気も変わってしまうのでしょうか。
当たり前であった光景に終わりが近づいています。
多くの人々の思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA